ストーリー/大阪フィールドノート

大阪フィールドノート

都市の記憶調査における、待ち時間と対話の方法について。

Published 20 August 2015

大阪フィールドノート

調査の大半は、カメラやレコーダーが止まっている時間である。茶店の前で立ち、同じ家族と三度目の朝を迎え、無視される権利を得るまでの過程が、記録の本体になる。

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二週目には街そのものにリズムが見えてくる。夜明け前に立ち上がる仮設の市と、九時にはほぼ空になる広場。残るのは、動かないように見える日常の細部だけだ。

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私たちは「イベント」ではなく「反復」を撮ろうとした。同じ交差点、同じ時間帯、違う天候。差がデータの骨格になる。

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