伝統工芸の継承研究における映像手法。工程の分節と、職人が語る「感覚」の記録。
Published 1 September 2020
工房の一年を追うとき、カメラは工程の分節装置になる。材料、下準備、本作業、仕上げ——それぞれに違う時間が流れ、職人の言葉も変わる。「感覚」は映像に写らないが、手元の速度と間合いには写る。
公開版では、技術の盗用を防ぐため、一部の工程を意図的に省略し、文脈と倫理の説明を厚くした。記録は保存であると同時に、守り方の選択でもある。